NPO法人Fineインスタライブに出演しました-不妊治療と仕事の両立-
- Ninkatsu Career
- 3月19日
- 読了時間: 4分
2025年3月18日に、NPO法人Fineさまのインスタライブに出演させていただきました。Fine理事長の野曽原さま、ファウンダー/理事の松本さまと、たっぷり1時間、不妊治療と仕事のお悩みあるあるで盛り上がったライブの内容をご紹介します。
今回のインスタライブは、Fineの設立記念日(1月18日)にちなんで、毎月18日に開催することを目標としている企画の第3回目です。
ホストのFine理事長・野曽原さまが中心となって、今回はFineファウンダー/理事・松本さま、ゲストとして妊活キャリアの田所が参加しました。
著書『不妊治療でキャリア迷子』の紹介
今回の配信では、「妊活キャリア」の活動と、著書『不妊治療でキャリア迷子』についてご紹介させていただきました。
自身が執筆した『不妊治療でキャリア迷子』は、不妊治療と仕事の両立をどうすればいいか悩む方に向けて、会話形式で読みやすくまとめた一冊です。
もちろん不妊治療だけではなく、「予期せぬ出来事でキャリアプランが崩れたとき、どう立て直す?」という、広い意味でのキャリアのヒントにもなるよう工夫しています。
(本書帯には、松本さまから推薦文をいただきました。)
野曽原さまからは、「目から鱗の考え方が手に入る」「万人に向けたキャリア形成の考え方も詰まっている」と、とてもありがたいお言葉をいただきました。
不妊治療と仕事の両立における困難
「キャリアプランが崩壊した」と感じるほどのショックを受けるケースも多い不妊治療。ライブ中には以下のような話題も上がりました。
職場への報告や相談がしにくい どんなタイミングで伝えるべきか、どう思われるかが気になってしまいがち。
治療通院と仕事の調整が大変 予測しにくい通院スケジュールに合わせて仕事を調整するのは、想像以上に大変。
精神的ストレスが大きい 「うまくいかないのは自分のせい?」と自分を責めたり、孤立感を抱え込んだりしてしまうことも。
野曽原さまからも、「一人で抱え込まず、誰かに話したり情報交換したりできる場が本当に大切!」という声が多数寄せられました。
キャリアの築き方を知る重要性
キャリアコンサルタントとして活動する中で、不妊治療でキャリアを諦めるか否かは「キャリア理論を知っているかどうか」で大きく変わると感じています。
計画通りにいかないのが当たり前 キャリア理論では「人生には予期せぬ出来事が起こるのが普通」と考える。
自分の価値観を知る大切さ 仕事をする上で大切にしたい価値観は何か、軸を明確にすると選択の迷いが少なくなる。
不妊治療を“キャリア再構築の機会”にする 「思い描いていたキャリアが崩れた」と感じても、諦めずに再構築することで成長のチャンスになる。
不妊治療という大きな人生の壁を“学びや成長の糧”と捉えることで、視点が開けてくることがあるのではないでしょうか。
周囲の理解とサポート
ライブでは、「周囲のサポートを得るためにどう動けばいいか」という話題にも焦点が当たりました。
仲間や専門家に頼る 妊活や不妊治療に取り組む当事者同士でランチやおしゃべりをするだけでも、気持ちが軽くなることも。
職場への伝え方 「月○回ほどは通院のためにお休みが必要」「○曜日は午前中に受診したい」と、具体的に相談すると理解されやすい場合も。
一人で抱え込まない 「助けてほしい」と言い出すのは勇気がいりますが、支援団体・カウンセラーなど、頼れる相手は思いのほか多いはず。
今後の展望とメッセージ
自分自身、不妊治療中にキャリアが崩れるような感覚を味わい、大きな挫折を経験しました。
しかし、その過程で「新しい自分の道を探すきっかけを得た」というのも本音です。
「不妊治療をきっかけにキャリアを見直す」 大変な状況ではありますが、見方を変えると「人生全体を考え直すチャンス」という側面もある。
Fineと妊活キャリアの連携 今回の対談で、企業や行政に対しても不妊治療と仕事の両立をもっとサポートしてもらえるよう働きかけたいと意見が合致。今後の連携も楽しみです。
不妊治療とキャリアを両立することは簡単ではありませんが、一人で抱えず、周囲の力を借りることで道が見えてくるはずです。
今回のインスタライブが、そんな気づきになっていれば嬉しいです。
「Fineゆるふわトーク」
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